横浜市港北区で3児の母をやっております。
このブログでは働きながらの育児にまつわるあれこれを書いております。
この春我が家では子供が小学生となり、自分で小学校から自宅まで帰宅するようになりました。
基本的には帰宅時間に親の私が家にいるようにしつつも、他の子供(下の子)や仕事もある手前、何かのすれ違いで子供が先に帰宅となることも考え、初めて鍵を持たせることに。
そこで、小1の子供に鍵を持たせるときの持たせ方・管理について、どんな方法があるのか色々リストアップしてみました。
通学や放課後に鍵を持たせたいけど、落とさないように安全に持たせるには?と悩んでる方は参考にしてみてください。
小1で鍵を持たせていいのか?何歳から?注意点は?などについてお悩みの場合はこちら↓
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子供に鍵を何歳から持たせるか目安と防犯上の注意&留守番のルールは?
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監修者プロフィール
玉置恭一(鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザー)
22歳から鍵職人として始動。
ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、株式会社ミライアン 代表取締役を経て、ジャパンベストレスキューシステム株式会社入社。同社退社後、株式会社ミライアン再始動。 現在は凄腕鍵開け職人として、多数のテレビ番組にも出演中。所有資格等:総合防犯設備士
小学生の子供への鍵の持たせ方色々
小学生に鍵を持たせるときの方法については、昔からある方法や、最近人気の便利グッズ(鍵カバーやキーホルダー)など、調べて整理してみたら色々なアイデアがありました。
どの方法も実際にやっている人はいますが、管理上のメリットデメリットなどあるようで・・・
自分の子供に合う方法はどんな方法か?鍵を使う頻度や生活パターン、子供の性格などによっても違ってくると思います。
以下に紹介する方法から、どれがご自分のお子さんに合っているか?検討してみてください(*´▽`*)
ランドセルのポケットの中
小学生の鍵っ子が鍵をしまっている場所として一番メジャーなのが「ランドセルのチャック付き内ポケットの中」。
こちらに
- キーケースやキーホルダーに付けた鍵をしまう
- ファスナーなどの金具に直接鍵をつけてからしまう
などの方法で管理している人はかなり多いようです。
うちの子のランドセル(フィットちゃん)にはポケット内部にこんな金具が付いてました。
↓
これ、何らかの貴重品を結び付けておくための物と思われますが、鍵のために使うというのが一番多いパターンではないでしょうか?
この持ち方のメリットとしては、子供が意図的に外さない限りは落とす心配がほぼないというところ。
紐やゴムで結んでさらにファスナーポケットにしまうので、安心です。
こういったスパイラルチェーンや
リール式のキーホルダーを使うのもいいですね。
デメリットとしては、いざ鍵を使う場面になると取り出しが面倒&時間が少しかかるというところ。
どうしても一度ランドセルを降ろす形になるので、ドアの前でもたもたすることもあるかと思います。
手間についてはまだしも、あまりのんびり鍵を取り出していると、防犯上良くないということはあります。
オートロックだったり管理のしっかりしているマンションであれば不安も少なめですが・・・
人目の付きにくい玄関になっているなどの場合は後ろに不審者がいないか十分注意しつつ、できるだけ素早く家に入ることを言い聞かせる必要がありますね。
それと、これは思わぬことにならないための注意点なんですが・・・
鍵は必ず内ポケットにしまうよう、子供に十分注意しておく必要ありです!!
というのは、ランドセルの内ポケットだと上述したように取り出しが面倒ということで。
学校でランドセルを背負う前に、鍵をぶらーんと外に出してぶら下げたまま帰ってくるという子が結構いるとか(;´∀`)
子供なりに「面倒」という欠点を克服するために工夫したんでしょうけど、これでは本末転倒ということで(;´∀`)
くれぐれも、面倒でもしっかりポケットに入れた状態で帰宅するようにお子さんに念押ししてください!!
ランドセルの底に貼りつける
基本的には普段は子供に鍵を使わせることはないものの、万が一のために学校に持っていかせるという場合。
鍵をランドセルの底に貼り付けてしまうという方法もあります。
鍵を裸でくっつけると固定がしづらく、ふとした時に落とす可能性もありますので
小さめのジップロックのようなものに入れるなどしてから粘着テープで固定するというのが良さそうです。
この方法だと、子供は非常事態の時しか触らないのでなくす可能性は小さくなりますが、テープが剥がれていないか、親は時々チェックが必要ですね。
ネックストラップ等で首から下げる
昔から鍵っ子と言えばこれ。
紐などに通した鍵をネックレス形式で首からぶら下げるやり方です。
ランドセルに固定だと、どうしても持ち主の子供の手から離れるため、教室にいない時間など目の届かない時間の鍵管理が心配という人は、この方法にするようです。
メリットとしては、肌身離さず持っていられるので、例えば面白半分にお友達に隠されるなどの心配がない点。
デメリットとしては伸縮性のない紐だと絡まったり邪魔になる場合がある点。
体育の時間なども(特に鉄棒とか…)邪魔になりますね。
それと、首から下げているのが目立つと、これまた防犯上よろしくないという点!
もちろん下げた鍵は衣服の中に入れるのですが、窃盗団などから見ると、一種の「狙いやすい家庭」の目安にもなりかねないそうです。
どうしても首から下げさせたい場合は、少なくとも目立たない色、太さの紐を選ぶ必要がありますね。
↑こういう紐タイプの方が
こういう幅広タイプより良さそうです(↑これ可愛いですが!)
ランドセル外側サイドのフックにかける
ランドセル横(外側)には巾着袋などを下げられるフックが付いていると思います。
普段は給食袋などを下げたりして使うかと思いますが、ここに、下げられるタイプのキーケースを取り付けるという方法も。
こちらのメリットとしてはランドセルを背負ったままでも手の届く場所なので、玄関前で出しやすく、もたつかないという点ですね。
デメリットは、外側にぶら下げるので、鍵っぽくないケースを選ばないと鍵っ子丸出しになること。。
あとは、しっかり固定できる丈夫なキーケースでないと紛失のリスクがあるところです。
リールなどで伸びるタイプが多いと思いますが、むやみにいじって故障させないよう、子供にも気をつけさせないといけませんね。
紐をつけてズボンのポケットに
ズボンなどにベルトループがある場合、ベルトループに紐をくくりつけて鍵を通し、ポケットに入れるという手も。
首に下げるよりは目立たず、なおかつ肌身離さずいられます。
ただし体育の授業など着替えがあると子供の手から離れるのと、当然ながらベルトループがない服では使えないというのがネックです。
あと、トイレのときうっかりポケットから落とすという事故にもご注意ですね〜
ランドセル用のキーホルダーをつける
ランドセル用のキーホルダー、キーケースという便利グッズが色々あるようです。
例えば特に人気があるのがこちら
ランドセルを背負ったまま、鍵を取り出してドア開け閉めができるキーケース?鍵カバーです。
これだと家の前にきて玄関前で鍵を取り出してモタモタ・・・というのがなく、すっと家に入れるので、不審者に押し入られるなどの面での対策も兼ねられます◎
リールでつないだ上に、万が一リールが中で切れてもカバーによってすぐに落ちることがないというのも良いですね。
同じような商品で、子供の好みそうなキャラクター柄などの可愛い鍵カバーもあるようなんですが、それだと逆に鍵を持っているっぽいことが目立ってしまう気がしています。
なので私としては上に載せたようなシンプルなキーケースの方がいいんじゃないかなあと思いました!
玄関先や庭など秘密の場所に隠す
これも古典的な方法ですが・・・玄関前や庭先などの、他人にはわからない秘密の場所に鍵を隠すというのも昔からある方法ですね。
庭の植木鉢の下に置き鍵してるなんてのどかなこともありましたが(;´∀`)
今はこのご時世ですから、隠し場所には十分に注意する必要がある(ただ置くのではなくダイヤル式で閉められるような場所へ)のと、鍵を取り出すところを人に見られては意味がないので!
取り出すときは周りに人がいないか確認する必要はありますね。
あまり毎日出し入れするのも不用心なので、子供が鍵を落とした場合の備えだったり、めったに鍵を使わせることはないけれど念のため・・・という場合に限って使うことにした方が良いかもです。
マンションなどで集合ポストがダイヤルロック式の場合はそちらに入れるというのもありです。
もしくは、ダイヤルロック式のキーボックス
↑こんなのに入れて、絶対外れないところにつけておけば、まあなくならないと思います。
玄関先にキーボックスで管理するのは賃貸物件なんかでも入居者募集中の時によくやってる方法ですね(仲介の不動産屋さんが暗証番号の連絡だけで部屋に入れるように)。
これで、ガスメーターの配管など丈夫な場所に取り付けておいて、番号の管理だけ子供にしっかり言い聞かせておけば、万が一のときに安心です◎
ただし、こういったダイヤル式でロックできる場所も・・・後ろから他人に番号を盗み見られては台無しですから、くれぐれも周りに人の気配がないことを確かめた上で取り出すよう、言い聞かせは必要です。
子供が鍵をなくさない方法…こんな工夫も!
最後に、結局我が家で実際にはどんな方法で鍵を持たせているかと、さらに落とさないような工夫を一つ紹介します。
上の方で色々と子供への鍵の持たせ方アイデアとそれぞれのメリットデメリットなど書いてきましたが・・・
結局我が子には
「ランドセルのファスナー付き内ポケットに紐でくくりつける」
という比較的原始的かつ手軽な方法で運用開始しました!
本当は「ベルトループに固定してポケットに入れる」というのが一番紛失しないかなあとも思ったんですが、うちの子の場合それだとたびたび取り出してもてあそんだり、ぶらーんと出てたりしそうなので(;´∀`)
ランドセルごとなくさないよう注意は必要ですが、「学校から家まではまっすぐ帰る」(なので途中でランドセルを降ろすタイミングはない)が大前提なので、そこは信じてランドセルに鍵を固定する持たせ方としました!
便利な伸びるリール式キーホルダーや、ランドセル用の鍵カバーなど便利グッズもあって悩んだのですが・・・
とりあえずランドセルの内側のポケット内の金具
↓ここ
こちらに太めのヘアゴムを輪っかにして鍵を通したものを固定しました。
現時点ではどれが良いのか決めきれなかったため、ひとまず家にある材料でできる管理方法で持たせてみましたが…
この太さのヘアゴムであれば、相当なことがないと切れることはない(リール式などよりも丈夫かも)と思うので、子供が意図的にランドセルから取り外さない限りは落とすことはないはず。
学校帰りに鍵を持って出かける(習い事や遊びなど)時のために、開閉できる金具つきキーホルダーでゴム紐から取り外しできるようにするか?とも考えましたが、今回は却下。
理由は、学校でお友達に面白半分に鍵を触られたり持っていかれたりという心配もなくはないから!
小学校に入学したてで、周りの環境もわからないし、その中で我が子がどうふるまうかも未知数なので、ちょっとやそっとではランドセルから外せない方法で取り付けて様子をみることにしました。
学校生活での様子を見てみて、ちゃんと管理できそうになったら、または年齢が上がったら、もう少し柔軟に管理できる方法に変えることも検討しようと思います(*´▽`*)
そして、子供がランドセルを持ったまま、またはドア前にランドセルを降ろした状態で鍵を取り出し、そのまま鍵を開けられるように、ゴム紐の長さは長めにしました。
子供がどういう体勢で鍵を開けたいか、その日の状況などもあると思うので、伸縮性のないストラップなどよりは、シンプルなヘアゴムみたいなものの方が優れものじゃないかなあと思います!
さらに鍵をなくないためのもう一工夫・・・
鍵に鈴を取りつけました!
優しい音色の鈴もいいですね・・・(*´▽`*)
これで万が一鍵を落としたりした時も気が付くのと、ランドセル自体を振ったときに「鍵が入っている」というのがすぐわかるので、持ち忘れ防止(外さない限りあり得ないですが)にも安心。
最後に・・・これはもちろんのことですが・・・鍵の取り扱いルールを徹底するよう、本人と話をした上で持たせましたよ!
(話したルールなどについてもまた追々書いていきますね)
※追記:別記事に書きました!↓
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子供に鍵を何歳から持たせるか目安と防犯上の注意&留守番のルールは?
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子供への鍵の持たせ方と注意まとめ
小学生というまだまだ注意力の足りないこともある子供に鍵を持たせるということで。。
とにかく絶対落とさない!なくさない!
ということを重視すると、ランドセルなどにがっちり固定するというのがベストかな~と個人的には思っているところです。
ただし、うちの場合は「滅多に使わない、あくまでも非常事態のため」に鍵を持たせるのでこれで良いかと思いますが、毎日自分で開け閉めして帰宅するという場合はまたベストな方法は違ってくると思います。
(取り出しやすく、紛失しにくいよう、衣服につなげてポケットに隠すというのが良いかな・・・ただし無意識に取り出したりしないようしっかり言い聞かせておくことは必要ですね)
あとは、鍵を持たせるに際して、鍵がどれだけ大切なものか、なくすとどんな困ることがあるのか、使い方や取り出し方はどういう注意があるのか
こんなことをしっかり話し合った上で持たせるのが大切ですね!
我が家での子供の鍵に関するルールについてはこちらの記事↓で書いています◎
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子供に鍵を何歳から持たせるか目安と防犯上の注意&留守番のルールは?
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監修者コメント
お子様が鍵を携帯するためのグッズは記事にあるように様々販売されております。ポイントとして押さえてほしいのはどのように携帯するにしても鍵が誰でも見える状態で携帯しないようにすることです。鍵が見えている状態で携帯していると悪意がある者のターゲットになる可能性があります。それと鍵番号の刻印があるメーカー純正キーであればその番号を見られてしまうだけで鍵を作製されてしまう危険性があります。
住所まで特定されてしまうと窃盗被害にあうことも想定されます。
鍵は人目にさらさずに携帯することが重要です。