梅雨に入りムシムシと湿気の多い季節になってくると気になる蚊。
特に免疫のない赤ちゃんや小さな子供は、刺されると痛々しいほど赤く腫れあがったりするので、虫除け対策が必須ですね。
ですが、昼間に保育園に行っている子供だと、家庭でする蚊対策にも一工夫が必要です。
今回はそんな「保護者が朝できる範囲での保育園児(幼稚園児)の蚊対策」についての問題点とアイデアをまとめてみました!
- ディート配合の虫除けは乳幼児には心配!
- でも長時間子供を蚊から守るにはどうしたら良いの?
というパパママなんかも参考にしてみてください(*´▽`*)
保育園児の虫除け対策…子供に安全な方法は?
蚊がたくさん出る季節、毎日保育園や幼稚園で何か所(何十か所という場合も!)も刺されて帰ってくるお子さんがよくいます(つд⊂)
保育園の周りに蚊が出やすいという環境の場合もありますし、お散歩など、どうしても蚊に刺されてしまう場面はありますね。
特にまだ何事にも免疫のない0歳1歳の赤ちゃんだったりすると、蚊にくわれた所がすごく大きく赤く腫れたり、硬くなってしまったりもします。
そして、それを掻きむしっていると怖いのがとびひ!
なので虫除けをしっかりとしてあげたいところなんですが・・・
前々からある蚊の成虫に対して虫よけ効果のある「ディート」という成分については、副作用などの情報もあり、できるだけ子供に使いたくないなあ・・・というパパママも多いかと思います。
↑ディート配合で言うとスキンベープなんかが代表的。
蚊やマダニにもしっかり効くから大人には良いんですけどね。
で実際、ディート入りの虫除けスプレーなどは、6か月未満のベビーには使用禁止だったり。
また、濃度によってはもう少し月齢の高い乳幼児でも使えないとされているものもありますし、使えたとしても1日1回まで、と制限があったりします。
ですので、私自身は、子供の虫除けにディートは使っていません!
では、ディート配合の虫除けに代えて、赤ちゃんでも安心な虫除けとしては?というと
- 「イカリジン」配合の虫除け
- ハーブ使用の虫除け
があります。
まず「イカリジン」ですが、1980年代にドイツで開発された虫よけ成分で、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの様々な地域で虫除け製品として販売・使用されています。
日本では2015年からイカリジン配合の虫除けが製造販売承認されています。
ディートは年齢によって一日に使える回数の制限がありますが、イカリジンにはその制限がないです(*´▽`*)
もちろん、赤ちゃんにも使えますよ。
うちにあるイカリジン配合の虫除けはこちらのもの↓
虫除けジェルタイプを使っています◎
スプレータイプもありますが、ミスト状だと小さい子はシュッとした時に吸い込んでしまう可能性もあるため、結局親の手にとって使うのが望ましい・・・なので最初から手で塗る「ジェルタイプ」を愛用してます。
さらに出先でも使いやすい形だと、ウェットティッシュのものもあります↓
臭いなどもないので、子ども達も特に違和感なくつけていますし、最大で8時間効果が持続するそうなので、汗で落ちることを考えても朝塗って午前中いっぱいは大丈夫かなと思ってます(*´▽`*)
ディートを子供に使うのは何となく心配・・・ディートフリーでもしっかりした虫除け成分配合のもので対策したい!という場合は、我が家のようにイカリジンを検討してみてはどうでしょうか。
※もちろん初めて使うお子さんには念のためパッチテストをしてくださいね◎
そして、このほかに、ハーブ配合の虫除けも利用しています。
代表的なのは虫除けシールですね。
↑
虫よけシールでは比較的評判の良いのが和光堂のシール。
戦隊ものとかプリンセスものとか、子供が喜ぶ柄のシールも色々ありますが、保育園でできる限りトラブルをなくしたいのであれば、よりシンプルなデザインのシールがおすすめです。
他の子供が見て欲しがってしまうようなシールは、保育園や幼稚園では避けた方が良いですね。
↓こういう
大人でも違和感ないおしゃれ虫除けシールもあるので、そういうのは良いかもですね!
あと、うちの子の保育園は虫除けシールOKなので使っていますが、中にはそもそもシール禁止の園もあります。(剥がれて乳児の誤飲につながる恐れもあるため)
その場合はアロマオイルで虫除け効果のあるものを直接洋服や靴につけるという方法もあります。
代表的な虫よけアロマだと「ユーカリ」や「ラベンダー」「シトロネラ」などのものですね。
エッセンシャルオイル(精油)だと、お手頃価格の小さいサイズでも買えるので、まずは好みの香りかお試ししてみるのが良さそうです。
朝登園する際に着ているお洋服に加えて、午後にお着替えする場合、午後のお洋服にも垂らしておく必要がありますのでご注意。
あと、登園で使っている靴の他に、園で活動するための靴を置いている場合は、そちらにもつけておく必要ありです。
そしてお着替えに関しては、香りを付けたお洋服をジップロックなど密封できる袋に入れて、着替える時まで保管するというのがおすすめです。
ただし注意点として、精油をつける衣類などは、汚れても構わないものにすること。
そして、子供によってはアロマオイルにアレルギーのある子もいるかもしれないということで、事前に保育園の先生に一言「こういった虫除け対策をしたいのですが」と伝えておくというのがマナーかなと思います!
ハーブ由来の虫除けは洋服や靴などにつける(肌に直接塗れない)というものも多いですが、中には肌に直接塗れるタイプのものもありますよ。
例えばこちらのハーブ虫除けジェル↓なんかも、赤ちゃんから使えるハーブの虫除けです。
もう一つ、我が家が先シーズン使っていたのが、アロベビーの虫除け兼日焼け止めスプレー。
こちらもハーブ由来の虫除けなんですが、シュッとしておくだけで日焼け止め効果も兼ねているので、朝のバタバタで2つ塗る手間が省けました◎
ハーブの虫除けで徹底したいママは、肌に塗る虫除けもこういったものから探してみてはいかがでしょうか(*´▽`*)
保育園に虫除けシールって貼って行って効果あるの?
上の方でも、我が家も使っているアイテムとして書きましたが・・・
蚊の対策として、子供にも安心して使える代表として虫除けシールがありますよね。
ですが(知っている方も多いと思うんですが)、この虫除けシール・・・実は蚊の成虫には効果ないんですよね。
うちにある虫除けシールにもこんな記載が
↓
パッケージには害虫の種類によっては効果が薄いものもあります、とも書いてあります。
虫よけシールが効果を発揮するのは主に「ユスリカ」や「チョウバエ」という害虫。
チョウバエはよく「コバエ」などと呼ばれる小さな虫。
「ユスリカ」は人の血を吸う蚊とは別物で、よく水辺や公園などで「蚊柱(かばしら)」を作っているあの虫です。。
なので、この記事で書いているターゲットの「蚊」とは全然違うんですよね・・・
とは言っても、どんな害虫もできるだけ我が子に寄ってきてほしくないですし、もしかして蚊にも少しは効果があるかも!と一縷の望みをかけて貼っています(;´∀`)
蚊に刺されたくなかったら、上に書いたように「イカリジン」(もちろん年齢によってはディートでもいいんですが)配合の虫除けも併用したり、他にもハーブを工夫して使ったりする必要があると思われます!
保育園児ができる虫よけ以外の蚊対策は?
虫よけ(ハーブやアロマオイルを含む)を塗る!という対策以外に、保育園生活の中でできる蚊対策は他にももあります!
刺されてしまった後のことも含めてまとめてみます。
ココがポイント
- できるだけ肌を露出しない(長袖長ズボン)
- 色の薄い洋服を着る
- 蚊除け効果のある洋服を選ぶ
- 汗をかきっぱなしにせず、手足などもよく洗う
- 刺されたら水で流しつつ刺されたところを絞るように洗う
- 痒み止めをすぐに塗って掻かないように(リップクリームもあり)
- 爪を短く切る
まず着て行くお洋服ですが、暑い季節は長袖はしんどいかもしれませんが・・・せめて長ズボンを履かせるようにするのは基本。
ズボンと言ってもレギンスのような薄い物でも良いので、とにかく肌の露出を減らす!ということですね。
そして、蚊は濃い色ほど近寄ってくる性質があるそうで。
黒や紺色などの洋服だと蚊が寄ってきやすいので、白やパステルカラーなど、薄い色の洋服を着るというのが良いそうです。
さらに、蚊を寄せ付けない効果のある加工のされている衣類も。
我が家にも「cody coby」(コーディコービィ)のレギンス
↓これ
があるんですが、これが蚊を寄せ付けない「インセクトシールド効果」があるそうです。
※codycobyの全てのレギンスに蚊除け効果があるわけではありません
しかも通常のお洗濯を何回もしても簡単に効果が薄れるということもないそうなので、初夏~秋にかけてかなり着させることになりそうです・・・( *´艸`)
我が家の使っているもの以外でも、他にも
↑Tシャツなんかもありますし
こちらのCAYA(カヤ)というブランドは虫除け効果のあるお洋服のバリエーションも多いです。
ロングパンツも何色かバリエーションあって、見た目も結構良い…!
ちょっとお値段が張るというところも見逃せませんが(;´∀`)
数枚持っておいて、今日は公園にお散歩!と活動予定のわかっている日だけでも着させるとか、お散歩の多い午前中のお洋服としてヘビロテするなどして適宜使うのも良いかと思います◎
↓これとかはめちゃくちゃ安い方かと。
あと蚊に寄ってこられる・刺される原因としては「足の常在菌」だという説もあるみたいですね。
そのため、よく手や足を洗って消毒するというのが何よりという話もありますが・・・保育園ではそれも無理な話。
なのでせめて汗をかきっぱなしにせず、手はよく洗うなどを心がけておきましょう。
そして、ここからは蚊に刺されたことを想定しての対策になるのですが、まずはとにかく掻かないこと!!
頭皮なんかにもうつると悲惨なので、ばい菌の付いた手で掻きむしらないというのは鉄則ですね・・・
・・・と言っても子供は痒いでしょうから、できるだけ早くかゆみ止めを塗ってあげるのが望ましいです。
刺されたのに気づいたら、子供自身から先生に申告して塗ってもらうように言っておくと良いでしょう。
でも保育園側では痒み止めは塗ってもらえない園なんです・・・という場合。
市販のメントールのリップクリームをかゆみ止め代わりに使うという手もあります。
(もちろんかゆみ止めを持ち込みで子供が塗るのOKならそうすれば良いのですが、お薬の持ち込み&自由な使用は難しいことが多いと思うので)
リップクリームを持っていくのがOKの保育園であれば、気づいたときに子供自身に塗らせれば少し痒さがやわらぎますよ。
↑こんなお安いやつでいいと思います。
そして・・・痒み止めもリップクリームもダメ!という場合。
刺されたところを押す?絞る?ようにして流水で流すというのも、結構効果があります!
さすがに赤ちゃんだと自分ではできないですが、年少さんくらいだったらご家庭で教えれば自分でも洗えると思います。
腕など洗いやすい箇所であればお試しください!
最後に、爪をこまめにチェックして短くしておく、というのは言うまでもない蚊の被害を最小限に抑える対策ですからお忘れなく(*´▽`*)
保育園児の虫除け対策はディート以外でも可能!
本当は蚊除けの成分のある虫除け剤をこまめに塗るというのが一番なんですが、保育園児や幼稚園児は日中そういうことも難しいですよね。
効果があると言われるディートも心配だし・・・という方はイカリジンを試してみるのもおすすめですが、何より今回紹介した内容含め、複数組み合わせて対策するというのが大切かと思います。
朝のうちに準備できることだけでも、やるとやらないではかなり結果も違ってきますので、ぜひ色々と試してみてください◎