※令和3年度版の資料公開を受けて、最新の画像等を記事内に追加しました!※
横浜市港北区で3児の母をやっております。
このブログでは働きながらの育児にまつわるあれこれを書いております。
横浜市、令和2年度4月~の新しい保育所等利用案内が配布になりましたね!
今回はその中でも保育園内定・保留に直接的に影響する項目が追加となっていたので、これについて解説します。
以前こちらのブログでも「令和2年から変更になりそう」ということでアナウンスはしておりましたが、今回の利用案内公開でそれが確定となりました。
以前の記事↓
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横浜市保育園落ちたい場合 保留通知のもらい方!?(令和2年~)
続きを見る
を読んでくださった方も確定情報として再確認してみてくださいね!
申請書類の記入を間違えると、望まない結果に直接つながってしまうため、要注意です!!!
保育園に入れないと困る人も、理由あって保育園落ちたい人も・・・よく確認の上申請に臨んでください。
※こちらは令和二年度に初めて項目追加された際に執筆した記事ですが、令和3年度においても同等の項目が存在するので、令和3年度申請予定の方にも記事内容参考にしていただけると思います。
育児休業の延長を許容できる人の利用調整とは?横浜市保育所利用案内変更点解説
令和元年10月11日(金)に、来年度(2020年・令和2年)の保育所利用案内が公開となりました。
利用調整ランクの判定方法などの市内共通事項については横浜市版、各区ごとの申込締切日や提出先、具体的な保育園情報(定員など)については各区版に書かれています。
で、保育料の無償化などの動きなども相まって、いくつか変更点がありそうだな~と私も新しい利用案内をチェックしてみましたが、横浜市版、見た感じはかなりリニューアルされていましたね!
ただ、PDFでの見た目の印象はかなり違ったものの、内容としては予想外の変更点みたいなものはない模様です。
ただ、、、
このブログの過去記事を読んでくださった方、またはご自身で横浜市の動きに注目されていた方なんかは「予想外」ではなかったと思うのですが
一点超重要なチェック事項(記入箇所)が増えているので今回はその点について確認を。
↓ ↓ ↓
横浜市版の利用案内の方に以下のような記載が追加となっています。
※以下、令和2年度の利用調整の際の資料画像をベースに説明しています。令和3年度以降最新版についてはこの章の末尾に該当画像を追加しております※
「育児休業の延長を許容できる人の利用調整について」
という項目です。
利用申請で「希望する保育所等に入所できない場合は、育児休業の延長も許容できる」を選択した場合は、利用調整の優先順位を下げる取り扱い(Iランク、調整指数-10、類型間の優先順位⑩求職中)を導入しました。
とあります。
実際の申請書の該当記入箇所はこのようになっています。
利用希望施設名を記入する箇所のすぐ下。
このチェック欄にチェックを入れるかどうかというところですね。
昨今の「育休を延長したいがために保育園の保留通知が欲しい」というご家庭に向けて新規追加された項目となります。
育児休業の1年半や2年までの延長には「預けられる保育園がない」という証拠=保留通知が必要なため、「保育園に入りたくないけど保育所利用申請するご家庭」というのが一定数存在します。
これは横浜市だけでなく全国的な話ですが、選考する側にもされる側にも無益な状況なので・・・
希望者には落選通知を発行するような対応をしている自治体も中にはあるんですよね。
で、横浜市においても、「希望者には保留通知を発行」に近い形として、「育休延長を許容できます、という家庭はランクを限りなく下げて選考します」ということになったということです。
なので!!!
保育園に入園したいけど、入れなかったらとりあえず育休延長するしかないな~(別に育休延長希望というわけではない)
という場合は、間違ってもここにチェックを入れないように。
申請書にも「ここにチェックを入れるとIランクになりますよ」と注意書きがあるので大丈夫かとは思いますが・・・
かなり高い確率で保留になってしまうのでご注意です!!
※追記※最新版では表現等が変更になった箇所がありますので、そちらの該当箇所画像も追加しておきます!
以下は令和3年度入所版からの抜粋です。
誤解を生じさせないため「利用調整の順位が下がってもよい。」の文言が付け加えられたようです!
↑こちらは利用申請書の該当欄です。こちらも優先順位が下がる旨が強調されています。
審査における同項目の取り扱いは当記事内に記載の内容から変更ありません。
「育児休業の延長を許容できる人の利用調整」の注意点
さてさて、ここからは「育児休業の延長を許容できる」のチェック欄を利用しようとしている方(育休延長したいママ)に向けて。
先ほどのチェック欄にチェックを入れるとかなり高い確率で保留になりますよ、と書きましたが、いくつか注意点があります。
まず、ここにチェックをしたからと言って、必ずしも保留になるという保証はないという点。
「ランクが大幅に下がる」というだけなので、定員割れしているような保育園を希望欄に書いていた場合は普通に入園内定します(;´∀`)
ですので、育休延長したい(保留通知が欲しい)という場合は、この新しいチェック欄にチェックを入れつつ、同時に希望する施設は人気園のみ(できれば1か所のみ)を記入して申請すること。
保留通知には希望する施設名が記載される(2019年現在)ため、「一か所しか申請していない」ということが職場にばれると都合が悪い、というママもいらっしゃるかと思います。
その場合は何か所か希望していることにしたい、ということもあるかもしれませんが・・・
保留通知希望のチェックを入れるのであれば、複数園であっても必ず全て落選するような園のみを書いてくださいね。
まあ、普通に10人とか待ちになっている園であれば、Iランクの人は入れないと思いますが・・・待ち人数2~3人だと万が一ということもあるかな、と。。
人気園は横浜市のホームページで公開されている、各園の入所待ち人数を参照すればだいたいわかると思います。
そして注意点その2。
「育休延長を許容する」にチェックして利用申請した場合、その設定を取り下げるまでずっとランクが下げられたままとなります。
なので、例えば「少なくとも1年間は育休取りたいから4月時点では落選したいな~。でも誕生月以降になったらチャンスがあれば入りたいかも!」という場合。
ランクを下げずに選考してほしくなったら、「利用申請内容の変更」を届けなくてはいけません。
んで、その時に「保育を必要と証明するための書類」つまり就労であれば「就労(予定)証明書」を再提出することも必要なのでご注意!
就労証明書は職場に用意してもらわなければならないので、年度の途中に再度書いてもらうというのが言い出しづらいというケースもあるかもしれませんね。
だとすると、一度「育休延長を許容する」としたら、自然体だとその年度の3月までは入園できない状態が続く、ということになりますので、そこもあらかじめ認識の必要がありますよ~
横浜市保育園申請令和2年の変更点にご注意!
ということで・・・
横浜市認可保育園選考においても、育休延長希望のママにとっては要らぬ心配(内定したらどうしよう・・・等々)が減るような申請書になりました。
ただ重ねて言いますが、普通に保育園に入りたい場合は間違ってもチェックを入れないようにご注意くださいね!
保育所利用案内、ボリュームもあって読みにくい箇所もありますが、それぞれご自身の思惑と違うことにならないよう、しっかり読み込んで申請に臨んでください◎