横浜市港北区で3児の母をやっております。
このブログでは働きながらの育児にまつわるあれこれを書いております。
横浜市の小学校学区について。
様々な理由で「違う学区の小学校に越境入学させたい・・・」というケース、あると思います。
我が家も引っ越しはせずに隣の小学校に越境入学させられないかな?と検討した時期がありました。
そこで今回は共働き家庭の子供が新一年生になるタイミングで小学校を越境入学させたい事情や、区役所で聞いてきた「越境が認められやすい理由」などについてまとめていきます。
※私の住んでいる港北区の例で書いていきますが、お住まいの区によっては事情が異なってくることもあるかもしれません。
横浜市の小学校で越境させる方法
横浜市の公立小学校は、基本的には住所によって学区が決まっており、自由に通う小学校を選ぶことはできません。
(特別調整区域で2校から選べる地域のケースを除く)
ですが、やむを得ない事情により、自宅のある学区とは異なる小学校へ入学させる制度はあります。
指定地区外就学、俗にいう「越境入学、越境通学」です。
越境にも事情が色々ありますが、今回は「共働きの事情などで新一年生として入る小学校を選択したい」ご家庭に該当するようなケースで解説していきます。
横浜市の越境に関する案内↓
越境入学するには、基本的に区役所と小学校の校長先生の両方に申し出て許可を得る必要があります。
スタンダードな越境の仕方として、大まかな手順は以下のとおりです。
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1希望校の校長先生と面談
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2校長先生の許可
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3区役所宛てに越境通学の申請
区役所では学区を担当している窓口がありますので、そちらで申請しましょう。
※「学年途中での引っ越しが決まっているため、あらかじめ引っ越し先の学区に入学する場合」など、校長の許可がいらない場合もあります。
校長先生に許可をもらうにあたっては、個別の家庭の事情などを説明して、その学校に校区外の子供を受け入れる余裕があれば、と言う感じになります。
小学校の施設の状況で余裕がなかったり、地域や学校によって越境に寛容なところもあればそうでない所もあると思います。
越境に寛容でない地域の場合は、それ相当の理由がないと認められません(うちの地域はそうでした)。
おそらくお住まいの地域の区役所の窓口で越境について質問しにいくと、どの程度越境がしやすいかなども聞きだせるかなあと思います。
私が実際に役所(港北区役所)で認められやすいと聞いてきた理由は次に書いていきます。
横浜市の小学校越境…認められる理由や断られる理由は?
我が家もそうですが、共働きのご家庭だと
- 確保できた学童の近くの小学校に入学させたい
- 下の子の保育園とまとめてお迎えに便利な場所の小学校に通いたい
このように放課後の預け先の関係で越境させたいケースが見られるようです。
知人の話でも、自宅が駅から遠く、学童がほとんどないため、駅近くの小学校に入れて学童に通わせているというケースがありました。
このように「学童が駅の近くでしか確保できなかったため、その近隣の小学校に越境させている」という例。
これは越境の理由の一つとしては認められうるそうです。
ただし、この預け先というのが「キッズクラブ」や「はまっ子」だと、越境の理由として認められません。
例えば現在の学区だとはまっ子だけど、隣の小学校だとキッズがあるので、越境入学させてキッズを利用したい・・・
これは越境理由としてはNGです。
なので、「下の子は保育園、上の子はその近くの小学校のキッズで過ごさせたい」と言う理由はNGとなりますね。
ちなみに区役所の学区担当の窓口に聞いてみたところ、認められやすいケースは
- 希望する学校の近くに祖父母等の家があり、登下校はそちらからする
- 親が自営業で希望する学校の近くに職場があるため、放課後はそちらに帰宅する
こういったケースはかなりすんなり認められる、とのことでした。
こういった理由が用意できない場合は素直に希望する学区に引っ越すしか手はありませんね。
希望する学区への引っ越しはいつまでにすればいい?
越境入学が認められる見込みがない場合、それでも希望する学校に入れたければ、引っ越しをするということになります。
で、引っ越しはいつまでにすれば良いのか?という点について。
新一年生の場合、入学前に「就学前健診」と「入学説明会」があります。
毎年10月1日時点で居住している住所で学区が割り出され、入学予定の小学校の就学前健診や入学説明会に参加するように案内があります。
なので、9月末日までに引っ越していれば引っ越し先の学区で全ての案内が来ます。
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横浜市小学校学区が決まるタイミングと入学までのスケジュール
では10月以降~入学前までに引っ越しをする場合は?と言う点ですが
就学前健診は転居前の学区の小学校で受けるように案内が来たら、それにしたがって受けます。
転居した後、入学先の小学校でもう一度健診を受ける必要はありません。
(横浜市内で1回でも就学前健診を受けていればOK)
ただし、入学説明会は入学先の小学校で受けたいので、それまでには転居しておきたいところですね。
小学校説明会をいつやるかは学校によって様々なので、直接小学校に問い合わせた方が良いです。
または小学校のホームページなどで予定を公開している場合があるのでチェックしてみてください。
横浜市小学校越境のまとめ
越境は申請すればすんなり認められるというわけではなく、あらかじめ認められるための理由があり、小学校にも児童を受け入れる余裕がある場合にのみ実現するものです。
正直、ちょっとやそっとのごまかしでは越境の許可を取るのは難しいです(;´∀`)
越境通学はデメリットもゼロではないので、希望学区に引っ越せればそれが一番。。
引っ越しが無理なら、後々のごたごたを避けるためにも素直に学区内に通った方が良いな、というのが我が家の結論になりました。。
↓この辺に色々書いてます
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小学校越境のメリットとデメリットとは?